【コロナ関連】アメリカ貯金口座の引き落とし(&トランスファー)上限回数がペナルティなしで無制限に・Federal Reserve Rule Change(中央銀行制度)

資産・お金

コロナの影響で人々の貯金口座の利用頻度が高くなってきています。そんな現状に対応するために、04/24/2020、アメリカ中央銀行制度の改正(Regulation D)が施されました。

あまり大きな変化ではありませんが、一応お知らせしときますね。内容は以下のようになっています。(Federal Reserveのページ)

改正後

The Federal Reserve Board on Friday announced an interim final rule to amend Regulation D (Reserve Requirements of Depository Institutions) to delete the six-per-month limit on convenient transfers from the “savings deposit" definition. The interim final rule allows depository institutions immediately to suspend enforcement of the six transfer limit and to allow their customers to make an unlimited number of convenient transfers and withdrawals from their savings deposits at a time when financial events associated with the coronavirus pandemic have made such access more urgent.

つまり、

アメリカの銀行口座:

  • Savings Account
  • Money Market Account

での、以下2つの取引がペナルティなしで無制限に出来るようになりました。

  • 引き落とし(ATM, 銀行窓口など)
  • トランスファー

トランスファーも含まれます。私のように、ネットでSavings AccountとChecking Account間で頻繁にトランスファーをする方も多いと思いますが、今回の改正で、そういったトランスファーが無制限に出来るようになりました。

改正前

あまり貯金口座に手を出すことはないので、知らない人も多いかもしれませんが、改正前までは、通常月に6回以上、上記のトランザクションを行った場合は、ペナルティとしてFeeが発生する、他には貯金口座から当座貯金への変更など、何かしらの処置がなされていました。

銀行には一定の最低金額を維持することが定められていて、人々が頻繁に貯金口座からお金を下さないために作られた、銀行を守るためのルールでした。

しかし今回のコロナの影響で改正がなされ、改正後は、ペナルティなしで無制限にトランザクションできるようになりました。コロナが去ったら元に戻るのかは今のところ分かりませんが、銀行利用者にとっては悪い改正ではありません。

しかし、RegulationDを更に読み続けると、すべての銀行がこの改正に必ずしも従わなくてはいけないというわけではなく、改正通りに施行するかどうかは銀行次第とのことです。もしかしたらあなたが利用している銀行は相変わらず上限6回までを施行し続けているかもしれません。そこは各銀行にメールなりで問い合わせてみてください。

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4月 29, 2020

Posted by Kurashi Yoriyoku