アメリカ市民権の申請料$725を全額免除で取得。友人の体験談

アメリカネタ

この記事はこんな人におすすめ

*アメリカ市民権の申請を考えていたが、急な出費が続いて金銭的に余裕がなく困っている
*いずれアメリカ市民権の取得を考えているが、将来金銭的余裕がなくなった場合に申請料が払えるか心配
*金銭的困難に面している知り合いがアメリカ市民権申請をする予定なので、申請料免除の存在を教えたい

今回は、私が長く親しくしているアメリカ在住の友人が申請無料でアメリカ市民権を取得したお話をしたいと思います。

間違った情報を発信して人様を混乱させてしまわないよう敢えて細かい説明は割愛することにしました。法律に関わることですので参考程度にとどめておいてください。

公開しようと思ったきっかけは金銭的に厳しい生活を送っている方たちの少しでも役に立てればとの思いで、"こんな方法もあるよ”、とお知らせしたく記事にすることにしました。

はじめに・アメリカ市民権の申請

早速ですがみなさん、アメリカ国籍の取得には幾らかかるかご存じですか?

現在のアメリカ市民権の申請料は$725。日本円でいうと、およそ7万8千円です。もしこれに弁護士も雇うとなると、かなりの額になるのは簡単に想像できます。

しかし友人曰く、アメリカ市民権を取得するための手続き自体は簡単で、弁護士を雇わなくても十分に自分ひとりの力で手続きを済ませることは可能とのこと。更に、当時金銭的余裕がなかった友人は、同時に申請料免除のリクエストもしました。(Request for a Fee Waiver)

が、免除が受理されるとは期待していなかったといいます。それが予想に反して簡単に受理され驚いたそうです☺

念のために、この申請料免除は金銭的に余裕がない方(のみ)向けですので、その他の方たちには該当しません。何かしらの理由で、これから申請しなければならないのに申請料がネックで踏み切れない方たちの、少しでも参考になれば嬉しいです。

申請料免除・Fee Waiver for US Citizenship

American Citizenship Fee Waiverで検索すると、以下のような文章が出てきます。 

アメリカ申請料の免除について

People seeking to apply for U.S. citizenship can request U.S. citizenship and Immigration Services (USCIS) to waiver the $725 naturalization fee if they have little or no income. However, fee waivers will not be granted to everyone who applies for it.

*所得が少ない人や全くない人で、アメリカ市民権の申請をする方は、帰化料$725の免除をリクエストすることができます。しかし、リクエストした全員に付与されるわけではありません。

アメリカ市民権申請料免除リクエストのフォームは、I-912(こちらがフォームへのリンクページ)です。

市民権申請料免除のフォームは、USCIS/I-912

では、フォームのPart1から簡単に説明していきます。

Part1.あなたの経済状況

友人の場合は、急な出費が重なったことで金銭的に厳しい状況に陥ったため、該当する“3”を選択。( ここで3を選択した場合、次のPart 2,3, 6,7,8,9.10のみに回答)

Part 2、3. あなたの基本情報

SSN,生年月日などご自身の基本情報です。

Part 6.

ここであなたの経済状況を詳細に報告します。

1.予想外の出費(病院代、失業、家撤去、車修理代、など)の詳しい説明。

ちなみに友人はこの前後に、車が故障し修理代に50万円の出費がありました。その旨を一文で記述したのみだそうです。証明として請求書などは一切送付してないとのこと。

2.銀行や投資などの残高をここで報告(リタイアメントアカウントの残金はここには含まれません) 

3.月々の出費をリストします。(レント、モーゲージ、電気代、車の月々の支払い、食費、保険、等々)を思いつく限り(もちろん実際に払っている分を)書き出します。証明としてステートメントやBillなどは一切送付してないとのこと。

Part 7, 8, 9 .10

最後の7,8、9、10では、それぞれの質問に従って答えてください。ここでは本人のサイン、コンタクトインフォメーション、もし代理人が用意したならば、その人のコンタクトインフォメーションとサイン、等々。 

今回のまとめ 

友人は、市民権を申請しようと思っていた矢先に、予想していなかった車の修理、その直前に離婚をしたこともあり、その当時、突然金銭的に非常に厳しい状況に陥っていました。市民権を取るのは後にしようかと思っていたところ、この免除のことを知り、ダメもとでアプライしたら、すんなりと受理されたので、驚いたとのことです。しかも割いた時間はフォームを書き込む、ほんの30分ほど。これで$725をセーブできたのでトライして良かったと言っていました。

最後に法律に関わることですので、詳細は敢えて割愛させて頂きました。ただI-912 の存在と、手続き自体もあまり難しくないということを、これからアプライしようとしている方たちに知っていただきたい思いで友人の体験談をシェアさせて頂きました。

参考になれば嬉しいです。 

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Posted by Kurashi Yoriyoku